手首、親指の腱鞘炎(デクエルバン病)

親指の根元、手首周辺の腱鞘炎はデクエルバン病という名前があります。具体的には手のひら側の手首の関節部分の腱鞘炎で、短母指伸筋、短母指外転筋(という親指伸ばす、親指を外に開く筋肉)の動きが悪くなり、それが原因で親指の付け根、手関節部の腱鞘炎に発展するものです。

治療と予防について

●痛みが強い場合は腱鞘に直接痛み止めの注射を打つこともあります。
●腱鞘炎は炎症ですが、真っ赤になったり熱を持ったりしている以外は冷やす必要はありません。 むしろ暖めたほうが効果的です。
●お風呂などで暖めた後にしっかり動かし、腱鞘の中の腱の動きをしっかりと出すことが必要です。
●腱が腱鞘の中ですべりが悪くなり動かないことで痛みが出るのでテーピングやサポーターで固定すると楽になります。