化膿性膝関節炎

細菌が関節の中に進入し炎症を起こす疾患です。主に多く見られる関節は膝関節です。急性的に発生するものや、慢性的に経過するものなどあります。原因となる菌は主に黄色ブドウ球菌です。この黄色ブドウ球菌とはそれほど毒性が強い菌でもなく、どこにでもいる常在菌ですが、ひとたび関節の中に進入して化膿を起こすと、関節の破壊が強い状況を作ることが多くあります。多くは外傷などで外部から菌が進入することです。

症状は関節が赤くなり、熱を持ち大きく腫れ上がります。非常に強い痛みを伴い、この状況が続くと関節の破壊が強くなります。これは関節の骨を覆っている軟骨などの軟部組織は特に菌の感染に弱いためです。そのため、できるだけ早期に治療を行う必要があります。

治療と予防について

●まず、整形外科に受診をしましょう。急に関節が腫れて熱が出た場合はこの化膿性関節炎か、偽痛風性関節炎などです。どちらにしろ早期に受診をしましょう。
●関節の破壊の程度によって、関節鏡という内視鏡を入れての関節の洗浄などを実施することがあります。関節の破壊が強い場合は人工関節に置換する場合があります。
●基礎疾患として膝の疾患がある方が多いので、治療は変形性膝関節症に準じます。
●基本的には炎症が強く出ているときは安静にする必要があります。
●炎症が治まってくれば徐々に膝の上の筋力を強くする運動を始める必要があります。サポーター装着も痛みの緩和、膝の保護に効果があります。

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