ランナー膝

ランニング初心者や過激なランニングを主体とする運動によって生ずる膝の障害で、総称してランナー膝といわれます。大きく3つの原因、疾患に分けることができます。

①腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)
股関節から膝関節の下まで体の外側を直線的に走っている靭帯(腸脛靭帯)が運動の負担により緩み、膝の曲げ伸ばしを行う際、膝の関節の外側で大腿骨(太ももの骨)の外果(膝の外側の膝上の出っ張りの部分)を乗り越えてしまい、摩擦を生じてしまい炎症が起こる病気です。

②鵞足炎(がそくえん)
頻回のひざの屈伸により膝のうちがわ部分の鵞足(ちょうど健が三角形に3本、骨にくっついているためついた総称)に炎症を生じる病気です。

③内側側副靭帯炎
鵞足部分よりやや上の位置で膝のうちがわを大腿骨(膝上の骨)、脛骨(膝下の骨)をつなげている内側側副靭帯部分に炎症を生じる病気です。走ることより、水泳の平泳ぎを始めたばかりの方が痛みを訴えることが多いため、別名:平泳ぎ膝ともいわれています。

治療と予防について

●手術適応にはなりません。
●痛みが続くようなら約2週間、まずランニングや水泳などの膝に負担がかかる練習を中止する。
●練習後、冷シップを行い、膝周辺の循環を良くする様に心がける。
●練習前や入浴後に下腿(下半身)のストレッチを入念に行う。
●練習後、炎症部分の保護のため、足底に入れるクッション用の足底板などを着用する。

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