足間接捻挫

内側にひねることにより生じる内反捻挫(ないはんねんざ)と外側にひねることにより生じる外反捻挫(がいはんねんざ)に分けられる。内反捻挫では外側の靱帯が損傷され外反捻挫では内側の靱帯が損傷される。頻度としては内反捻挫が圧倒的に多い状況であり、内反捻挫では、まず外側のくるぶしの骨と外側の足の骨を結ぶ前距腓靱帯が断裂し、次にかかとと足の外側の骨をつなぐ踵腓靱帯が断裂し、かかとの前のほうに位置している距骨が5度以上、内方へ傾斜します。

外反捻挫ではうちくるぶしを包むように存在する内側の三角靱帯が損傷するが、関節不安定性は生じません。軽症は靱帯が伸ばされただけで、腫れや運動痛を生じないため、放置しやすい状況です。その繰り返しで軽症以上の損傷に発展する場合はあります。中症は靱帯の部分断裂があり、一定の方向に動かすと痛みを生じます。重症は靱帯の完全断裂で関節の異常可動性(正常範囲
を超えて動く)を生じます。

治療と予防について

●重症例では手術を行い靭帯の縫合を行います。
●受傷後の冷却、圧迫、高挙は24時間~48時間行う。
●練習後の冷湿布は、7~14日間行う。
●テーピングは、予防に使用するか再発予防に使用する。
●受傷後3~6ヶ月はサポーターやテーピングを着用する。
●中症、重症の捻挫は3~6週間のギプス固定を必要とする
●回復期には入浴後ストレッチングや正座の練習をする。

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