前十字靱帯損傷

スポーツによる膝の靭帯損傷の約半数を占める外傷で、ジャンプ着地後、急激に方向転換したり、外側後面より膝を圧迫されたり、さらに急激にダッシュしようとして損傷することが多いです。バレー、バスケット、特にバスケットなどで着地時にボディコンタクトを受けたりしたときに受傷することも多いです。

損傷直後の関節内血腫の存在は、重要な所見です。内側半月板損傷、内側側副靭帯損傷を合併する重症例もあります。階段を降りようとするときや損傷した膝を軸にして外側にタ ーンしようとしたとき、膝がガクッと折れるような不安定感を生ずるのが特徴です。

治療と予防について

●関節鏡下、切開手術で断裂した靭帯を縫合手術したり、自分の健(手首のほうの健を持ってくる)や人工健を使用し健再建術を実施することが多いです。
●手術後、受傷後2ヶ月間は練習を中止する。
●練習後、軸つきサポーターや回旋防止装具を着用する。
●練習後、冷シップにて保冷を行う。
●試合出場の際はテーピングとサポーターを併用し着用する。
●練習後に下半身のストレッチをしっかり行う。
●下半身の筋力強化訓練を6ヶ月行う。
●練習中、回旋動作をできるだけ避ける。

アクトおすすめサポーター

●膝サポーターは医療用では手術後はアクティブクリエイターACL2
●回復期段階ではアクティブクリエイターACLが最適です。