脊椎カリエス

腰部周辺の筋肉を覆っている膜(筋膜といいます)の動きが悪くなったり軽い炎症が起こったりすることで痛みが起こることです。 長時間の同一姿勢などでも起こることが多いのが特徴で、一日中のデスクワークなどの腰に対する負荷が強くなった場合に発症したりするものです。

ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどの原因疾患がまったくない場合であっても腰が痛くなったりする場合はほ ぼこの筋膜性腰痛であるといえます。十分な姿勢の変化を実施できない場合などは慢性化し、なかなか痛みの軽減が得られないことも多いです。腰を暖めたりすることで改善することが多いです。

治療と予防について

●ほとんどの例が発症時に熱が出るので内科を受診しましょう。背骨付近が痛んでいる場合などはその旨をお医者さんに伝えましょう。整形外科に受診する必要があるかどうかを聞きましょう。(受診は総合病院などが良いかもしれません)
●関節の破壊の程度によっては自分の骨(腸骨というウエスト付近の骨)を移植する手術やそれに加えて人工的なスクリューを入れて、骨がつぶれないようにする手術をすることが多くあります。
●体重により背骨がつぶれない様に硬い素材のコルセットを着用することが多くあります。
●基本的には炎症の反応が強く出ているときは安静にする必要があります。腰は立っているだけでも負担がかかっているので安静にすれば骨がつぶれることはありません。
●炎症が治まれば腰の筋力を強くする運動を始める必要があります。
●腰、足の筋力強化を腰椎疾患に準じて行う必要があります。