腱鞘炎

全身の筋肉は骨に付着していますが、付着する際に硬く、切れにくい腱というものに移行し、骨に付着します。腱鞘とはその腱をさやのように包んでおり、その腱鞘が円滑に動くように固定と動きを制御している組織です。腱鞘炎とはその腱鞘内にある滑膜(すべりをよくするための膜)の炎症
であって、よくみられるものです。多く認められるものが、手首(デクエルバン病)や指(弾発指)の腱鞘炎などです。(アキレス腱炎も同様に扱われます)原因は物理的な刺激とされています。

たとえば手を酷使する人や同じような姿勢を繰り返し行っている人などに起きやすいです。一概に
は言えませんが、20~30歳の女性に多いようです。これは家事動作などの同一の姿勢や動作を繰り返すことにより腱鞘炎になることが多いからといわれています。その他リウマチ性のもの、細菌感染によるものもあります。