変形性膝関節症

高齢者の特に女性で膝が痛いと整形外科を受診した場合にほとんどの場合がこの変形性膝関節症であると診断されるほど、頻度の高い疾患です。女性に多い理由としては加齢(特に閉経など)によって骨形成を促進するホルモンバランスが崩れ、骨がもろくなりやすいためです。膝への体重負荷によって膝関節面が体を支えづらくなり、 関節が削れて広がってしまう病気です。そのため、重症になると膝がO脚やX脚になり動作時、特に歩きはじめに痛みを生じる病気です。

変形に伴い、膝関節の中に水がたまってしまったり、関節水腫を起こすこともあります。初期症状としては歩行開始時やランニング中、 運動後に膝の内側部に痛みを生じることで発生します。寒いときは特に膝の痛みが強く、体が温まってくると症状は軽減します。レントゲン像では膝の関節面が凹凸になったり膝の関節面が広く広がってしまったりすることが多いです。レントゲン像では膝の外側にトゲのような骨棘(こつきょく)を形成することが多いのが特徴です。

治療と予防について

●痛みが強い、膝が曲がりにくくなるなど、著しく日常生活に支障をきたしている場合は手術適応となることがあります。
●膝の前面を切開し、削れた関節面をチタンなどの人工の素材にする人工関節置換術が多く用いられています。
●入浴中や入浴後など、膝が温まったときに膝の屈伸を十分に行う。
●歩行中、軸つきのサポーターを着用し、膝を保護する。
●膝の上の大腿四頭筋を強化する。
●衝撃吸収性の良いシューズを使用する。

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